- ※ ここでは、複数枚の画像にリンク機能を持たせ、順次表示できるナビゲーションについて「カルーセル」として説明する。(くどい)
アクセシビリティ上の問題点
- マウスやタッチパネルでの操作を前提としたUIで、キーボードで操作できないものが多い。
- スクリーンリーダーでの音声読み上げに対応していない(構造が伝えられない)ものが多い。
- 切り換えられる画像上の情報(特に文字情報)を理解するだけの時間が足りないものが多い。
チェックポイント、および満たすべき達成基準
- ※ JIS X 8341-3:2010 達成等級:Aに準拠することを前提とした場合
- ※ 実装方法は、あくまで事例
- ★ 特に大事なポイント
マウスだけではなくキーボード(やタッチパネル)でも操作できること
スクリーンリーダーでの音声読み上げに対応していること
理解できるだけの十分な時間を与えられること
さらに対応が望まれるポイント
JavaScript無効時も使用できること
- JavaScript無効時でも、カルーセルに含まれる全ての画像を表示できる。
- JavaScript無効時でも、カルーセルに含まれる全てのリンク先に遷移できる。
- 上記が満たせない場合は、noscript要素で代替手段を用意する。もしくはページ内にカルーセル以外の補助導線を設けることが望ましい。
WAI-ARIAでUAに役割を伝えること
- WAI-ARIAに対応しているUAに「カルーセルであること」(もしくはそれに近い何か)をちゃんと伝える。