第4回 D2D アクセシビリティ勉強会 準備資料カルーセル

アクセシビリティ上の問題点

  • マウスやタッチパネルでの操作を前提としたUIで、キーボードで操作できないものが多い。
  • スクリーンリーダーでの音声読み上げに対応していない(構造が伝えられない)ものが多い。
  • 切り換えられる画像上の情報(特に文字情報)を理解するだけの時間が足りないものが多い。

チェックポイント、および満たすべき達成基準

  • ※ JIS X 8341-3:2010 達成等級:Aに準拠することを前提とした場合
  • ※ 実装方法は、あくまで事例
  • ★ 特に大事なポイント

マウスだけではなくキーボード(やタッチパネル)でも操作できること

スクリーンリーダーでの音声読み上げに対応していること

理解できるだけの十分な時間を与えられること

  • 7.2.2.2 一時停止、停止、非表示
    • G4★コンテンツを一時停止/再開できるようにする
    • SCR33(スクリプトでスクロール/一時停止できるようにする)
    • G186(動きのあるコンテンツを停止させるコントロールを使う)

さらに対応が望まれるポイント

JavaScript無効時も使用できること

  • ※ JavaScriptに依存していない場合。
  • JavaScript無効時でも、カルーセルに含まれる全ての画像を表示できる。
  • JavaScript無効時でも、カルーセルに含まれる全てのリンク先に遷移できる。
  • 上記が満たせない場合は、noscript要素で代替手段を用意する。もしくはページ内にカルーセル以外の補助導線を設けることが望ましい。

WAI-ARIAでUAに役割を伝えること

  • WAI-ARIAに対応しているUAに「カルーセルであること」(もしくはそれに近い何か)をちゃんと伝える。

サンプル